「ことばとあそぶ おととあそぶ」公演

12月17日に谷川俊太郎+賢作+ロバの音楽座の「ことばとあそぶ おととあそぶ」
の公演に行ってきました。会場は自由学園明日館。
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10年以上前に演奏させてもらった明日館。右足の軽い手術をしたばかりで、足を引きずって出演したことを思い出す…。いちいち10年前の東京生活の場面が思い出されて懐かしい。
この公演は配信を予定していて、2日前に限定20席ということで情報が公開され生で公演を聴けることになりました。
谷川さんは御年89歳になられたそう(!)で、そろそろ外へ出て公演することは控えたいとのことで、今後お目にかかれないかもしれないと思い、急遽聴きに行ったのでした。
谷川俊太郎さんの詩は私たちの生活の中に溢れていますが、ご本人はどんな方なんだろうととても興味がありました。
今回の公演は息子さんの賢作さんやロバの音楽座と一緒にご自身の詩を読んだり、歌ったり、プロジェクターを使った絵本と詩と音楽のコラボなども拝見することが出来ました。
鋭い感性で懐かしい記憶や感覚をことばにされていて、純粋に幼少期や1人でモヤモヤと感じていたことが思い出されて、共感し、ただただ懐かしく感動…なんと言い表したらいいかわからない涙がサラリと流れました。
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私は昔から早く大人になりたいと思っていたけど、子どものころからの長い月日と感情や感覚の積み重ねがあるからこそ、谷川さんのことばに共感し感動出来るんだなぁと思い、今まで生きてこられて良かったなと思いました。
谷川さんのぶっちゃけトークも大変面白く「生活のために詩を書いていたときより、今が詩を書くのが一番楽しい」という本音が素敵だなぁと。
果たして自分は、89歳にもなって自分の今まで長年やってきたことが一番楽しいなんて言えるんだろうか?これからの作品も楽しみです。人間味が溢れていてとても素敵だなと思いました。
今までは空を眺めたり、季節の移り変わりに気づかないほどに成果やスピード重視の生活だったのが、コロナで世界中に急ブレーキがかかり、ことばの意味や情景、懐かしい思い出を回想し、大切なことを再認識出来た1年となりました。
心が充実して温まる公演でした。
配信も是非チェックしてみてください⇒ロバハウスLIVE

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